仕事でもスポーツでも近所づきあいでも、人間関係を良好なまま維持するのってとっても大変ですよね。
相手もそうですが自分自身も、生活環境の変化が各自ある中で、気持ちの変化や心の揺れ動きが影響してくるから。
今回のご相談は、大切な友達を取られそうで悩んでいるポッポさんのお悩みについてお話していこうと思います。

さん
一緒に頑張って勝とう!って約束して、たくさん試合に出てきたテニスのパートナー(Aさん)を、横取りしようとしてしている(Bさん)さんがいます。
Aさんは私と一緒に組みたいと言いながら、いつも私と出ていた試合にBさんと出たりしています。
私は、もうAさんと一緒に組むことをあきらめてBさんに譲った方がいいのでしょうか?
人の言動に振り回されない判断の仕方
ポッポさんは、とっても悩んでいらっしゃいました。
信じて一緒にパートナーとして頑張ってきたAさんをBさんに取られそう、なわけですね。
悲しいし情けないし…そんな気持ちでご相談いただきました。
まずは自分の気持ちが1番大切
どんな判断をするにせよ、何より一番大切なのは、ポッポさんご本人の気持ちです。だって、ポッポさんの人生ですから。
では、ご自分の気持ちを整理していきましょう。
どうしたらいいのか?
の選択肢は、ポッポさんのお話から察すると、
- Aさんと組むのをあきらめてBさんに譲る
- BさんからAさんを取り戻す
- このままの状態で我慢する
という形になるように感じます。もしそうだと仮定して、どれを選ぶべきかに迷っている、っていうことですよね。それを選べなくて困っていらっしゃる。
このように困ってしまったら、今の自分の目線でいることを少し止めてみましょう。
そして、自分の上空1メートルくらい上にいるイメージで、自分自身を客観的に見てみましょう。
そして、以下について自分なりの答えを出してみてください。
- 一緒に頑張りたい人はAさんだけなのか?他の人と一緒で目的を達成できるのか否か。(yes/no)
この答え次第で、選ぶべき行動が全く違ってきます。
Noの場合
「Aさんじゃなくても大丈夫」
なんだとしたら、悩む必要ないですよね。
しっかりAさんとお話をして、自分の気持ちを伝えて相手の気持ちも聞いたうえで、「自分がそれでもAさんと組みたいか組みたくないか」だけを真剣に判断して行動すればいいだけです。
自分が今後、楽しく有意義な時間を過ごしてくために必要な判断を自分の中ではっきりさせましょう。そして、争うことなく、ゆっくり優しく相手に答えを伝えましょう。
相手に悪いとか、体裁が悪いとかは全く関係ないです!
ご自分の人生です。
この答えに他人の事をいろいろと考慮に入れると、優しさでやってるつもりでも、後々たいへんな怒りや誤解を招く事になり兼ねません。ご自分が一番大切です!
Yesの場合
「Aさんでなければダメなんです!」
そのような答えの場合、これも二つの選択があります。
- Bさんと組むことがあっても私とも組んでくれたら大丈夫
- Bさん無しで私とだけ一緒に組んでもらいたい

私とも組んでくればいい

ま、Bさんと組んでても、私とも組んでくれるなら大丈夫です。
そんな風な答え(1)ならば、特に今回のことについて特に気にする必要はなく、今まで通り出たい試合に二人が出て、BさんとAさんとで試合に出ることがあっても全く気にしないのが良いでしょう。
元々、最初にパートナーとして頑張ろうと約束していたのはポッポさんの方ですし、そこに何の罪悪感を持つ必要もない。
もしも、何かに引っかかるようであれば、今回の「どうすればよいか」が問題なのではなく、ほかの何かが問題です。
- 人の目が気になること➡他人の評価
- Aさんに執着していること➡依存の問題
- こんな風に言ったら嫌われる➡孤立することへの恐れ
- 他人に取られたと感じている憤り➡豊かさの限界
…など
今回の事とは全く違う何かほかの課題が浮上していることになります。その課題に取り組んでいくことも大切かもしれません。
私とだけ組んでもらいたい
もしこれが答え(2)なら、
これは自分だけの問題ではないですよね。だって、Aさんが誰と組むか、ってお話だから、Aさん自身の自由意思も関係してくる。
ですから、しっかりAさんとお話して、「私とだけ組んで!」って伝える必要がありますよね。
そこで、Aさんが何と言われるか分かりませんが、その意向をしっかり聞いたうえで、また上空1メートルからイメージしてみるといいでしょう。
「じゃ、私は本当はどうしたいの?」って。
他人の言動に振り回されない!
そのためには、
本当の自分が何をしたいのかを理解することがとても重要です。
他人の言動に一喜一憂するのではなく、本当の自分がこうでありたいと思う現実のために行動することです。
このポッポさんのケースでは、まず、パートナーであるAさんがそのように考え今後どうしていきたいと考えているのか、しっかり話し合って理解することも大切ですね。
Aさんの本心を理解して尊重した上で、ご自分がどうしていきかを決めましょう。そして、それを実現するために、行動しましょう。
その時、大切なのは
- 優しく、丁寧に、相手を傷つけることなく伝える事
です。
どんな選択をするにせよ、「自分はこうありたい」という軸(イメージ)さえあれば、他人の言動に振り回されることはありませんから。

コメント